日々、内省

ふと思ったこと、脳内ブレストしていることを書いていきます

ベトナムのカフェはYoutubeに支配されている

僕は今一身上の都合でベトナムにいますが、休みの日などはカフェに行くことが多いです。カフェでまったりしていると思うのは、どのカフェでも同じ音楽かかっている、ということ。

具体的にあげていくと

Someone like you -- Adele

Let Her Go  --Passenger

Sugar  --Maroon5

Story Of My Life  --one direction

Bad Day  --daniel powter

You`re beautiful --James Blunt

などなどThe 洋楽と言いたくなるような曲が流れている。この曲たちはやけに耳に残る曲が多くあるので、家でyoutubeで聞いたみたのである。そしたらびっくりした。youtubeの再生が終わった後のレコメンド自動再生に上に上げた曲たちが流れていくのである!!。つまりカフェの多くはYoutubeを使って曲を流し、自動再生に任せているということである。

 

僕はこの状況に不安を覚えた。確かにyoutubeは便利なサービスだし、コストもかからない。でも音楽は自分で選択して良いものを探していくプロセスにも価値があるのではないのだろうか。カフェに置いて言えば、音楽は雰囲気を作る大事な要素であるし、多店舗と差別化するポイントでもある。自分のカフェに合う最高の音楽は何だろうか?という作業をyoutubeに任せているのはカフェ運営の楽しさを放棄しているのと同義なのではないか、、と言いたくなる。

 

日本ではAKBがヒットチャートを席巻して日本の音楽は終わった、という人も多い。しかしベトナムでは音楽を選ばなくなるというさらに危機的状況に陥っている気がするのだ。Youtubeにお勧めされたからいい曲。Youtubeの再生回数が多いからいい曲。確かに一般受けする曲を選んでいるかもしれないが、音楽はそれだけではないと思う。僕が中学生の頃、TSUTAYAのCDコーナーでジャケット画像からどんな音楽家を想像したわくわく感は、デジタル化が進んだベトナムでは受け入れられない感性なのだろうか、、、